Japanese
English
短報
精神分裂性障害と抗核抗体について
Schizophrenic Disorders and Antinuclear Factor
宮永 和夫
1
,
川原 伸夫
1
,
森 弘文
1
,
高橋 滋
1
,
高木 正勝
2
Kazuo Miyanaga
1
,
Nobuo Kawahara
1
,
Hirohumi Mori
1
,
Shigeru Takahasi
1
,
Masakatsu Takagi
2
1群馬大学医学部神経精神医学教室
2岸病院
1Department of Neuropsychiatry, Gunma University School of Medicine
2Kishi Hospital
pp.109-113
発行日 1986年1月15日
Published Date 1986/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204095
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I.はじめに
SLEは膠原病の代表的疾患であるが,その発症のメカニズムについてはまだ明確になっていない7,13)。薬剤誘因性SLEはその原因が薬剤と分かっているため,SLEのモデルとして一つの研究テーマとなっている。薬剤誘因性SLEの代表的薬剤はhydralazineであるが,向精神薬でも発症するとの報告がみられる3,5,10)。
今回われわれは精神科入院中の患者を調査し,薬剤誘因性SLEと診断できた対象をもとにSLEとの差異について検討したので,若干の考察を加えて報告する。
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