Japanese
English
短報
尿崩症を伴った精神分裂病における水中毒の1症例
A Case of Water Intoxication in Schizophrenia with Diabetes Insipidus
野間口 光男
1
,
渡辺 雅子
1
,
長友 医継
1
,
松本 啓
1
,
国吉 昌長
2
Mitsuo Nomaguchi
1
,
Masako Watanabe
1
,
Itsugi Nagatomo
1
,
Kei Matsumoto
1
,
Shouchou Kuniyoshi
2
1鹿児島大学医学部神経精神医学教室
2三州脇田ケ丘病院
1Departmnent of Neuropsychiatry, Faculty of Medicine, Kagoshima University
2Sansyu Wakita-ga-Oka Hospital
pp.1117-1119
発行日 1984年10月15日
Published Date 1984/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405203841
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I.はじめに
多量の飲水後に,意識障害,筋攣縮,全身けいれん発作,嘔吐などが出現し,時には死に至ることもある重篤な低ナトリウム(以下Naと略す)血症は,水中毒と呼ばれ,これまで数多くの報告がなされている2〜9,13〜20)。
最近,著者らは,尿崩症を伴った精神分裂病で,大量の飲水後に水中毒を呈した1症例を経験したので若干の考察を加えて報告する。
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