Japanese
English
研究と報告
癌患者におけるTerminal Careについて—家族調査を中心として
On the Terminal Care of the Patients with Cancer: A research based mainly on family study
上野 郁子
1
,
村田 桂子
1
,
大原 健士郎
1
,
大町 彰二郎
2
Ikuko Ueno
1
,
Keiko Murata
1
,
Kenshiro Ohara
1
,
Shojiro Omachi
2
1浜松医科大学精神神経学教室
2(元)国立九州がんセンター
1Department of Neuropsychiatry, Hamamatsu University, School of Medicine
2National Kyushu Cancer Center
キーワード:
Cancer
,
Family study
,
Terminal care
Keyword:
Cancer
,
Family study
,
Terminal care
pp.1197-1206
発行日 1983年11月15日
Published Date 1983/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405203672
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抄録 末期癌患者の抱える諸問題については,テレビ,新聞などの報道機関を通して,またホスピス設置など実際の活動を通して,広く一般人にも関心が持たれている。内外でも,この問題については,近年になり多くの研究・報告がなされている。われわれは今回,癌患者を看護するチーム医療の一員として,残される側にある家族の心理状態に焦点をあて,208家族へのアンケート施行および実際にわれわれが経験した12症例について,調査・追跡を行った。癌告知の問題にしても,家族の状態を充分把握することの重要性を痛感したので,若干の文献的考察を加え,ここに報告する。
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