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特集 薬物と睡眠をめぐって
計量ポリグラフ法による催眠剤の薬効検定
Evaluation of Hypnotic Effects of Sleep Inducers by Quantitative Polygraphy
苗村 育郎
1
,
斎藤 陽一
1
,
上坂 浩之
2
Ikuro Namura
1
,
Yoichi Saito
1
,
Hiroyuki Uesaka
2
1東京大学医学部精神医学教室
2塩野義製薬解析センター
1Dept. of Neuro-psychiatry, Faculty of Medicine, University of Tokyo
2Shionogi Kaiseki Center
pp.145-158
発行日 1983年2月15日
Published Date 1983/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405203540
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I.はじめに
本論で取り上げるのは,人間における催眠剤の臨床作用特性をいかに精緻にかつ客観的な手法で捉えるのが良いかという方法論の問題である。
すぐれた臨床作用を持つ催眠剤を開発し,また有効に利用するためには催眠剤の示す様々な作用をできる限り鋭敏に検出し,比較する方法が必要なのは当然である。しかしここ数年来,催眠剤の開発が急速に進み多数の薬剤が使用されるに至った事実に比較して,作用検定の方法論と技術の開発は遅れてきたと言わざるを得ない。
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