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特集 在宅精神医療(2)—社会復帰活動とその周辺
共同住居「友愛寮」の試み—家族会と精神衛生関係者による実践活動
An Experiment in the Case of the Halfway-House "Yuai Dormitory"
土肥 武雄
1
Takeo Dohi
1
1静岡友愛寮
1Shizuokashi Seisinkai
pp.853-859
発行日 1977年8月15日
Published Date 1977/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202650
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Ⅰ.静岡県内の精神医療状況
静岡県内における精神医療状況の片鱗を表1から読みとってみると,精神障害者数対病床数は28.7%,対医師数は0.8%,対看護婦数は6.6%となっており,誠にお寒い現状である。病床数からみると人口万単位県は18.2床,全国は25.3床で県は不足,措置患者数は県が7.3人,全国が5.8人で県が上まわっている。
次に身近かで行なわれている事例をあげよう。SWを使って外勤作業を組織的に行なっている県立病院のみで,通勤者は30人,事業所は15カ所である。他にデイ・ホスピタルは退院者を院内の作業場に参加させ,社会復帰への足がかりと通院中断防止に努めている。
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