Japanese
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研究と報告
児童生徒に流行した「こっくりさん遊び」について—第1部 集団ヒステリーを招来した事例
Psychiatric Study of "Kokkurisan-asobi" in School-Children: Part one; Case study of mass hysteria
日下部 康明
1
,
中沢 正夫
1
Yasuaki Kusakabe
1
,
Masao Nakazawa
1
1群馬大学医学部精神神経科教室
1Dept. of Neuropsych. Gunma University School of Medicine
pp.255-259
発行日 1976年3月15日
Published Date 1976/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202453
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以前から行なわれ,最近特に流行傾向を示した占いの一種である「こっくりさん遊び」により集団ヒステリーを招来した事例について報告した。このヒステリー症状は催眠,並びに膝関節痛であったが,その症状発現に,その占いの目的,グループ形成の有無などグループ・ダイナミクスが関与していることを,症状発現した同学校同学年の2組間を対比させることにより明らかにした。
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