古典紹介
—Wagner von Jauregg—Über die Einwirkung der Malaria auf die progressive Paralyse
大塚 俊男
1
Toshio Otsuka
1
1慶応義塾大学医学部精神神経科
1Dept. of Neuropsychiatry, School of Medicine, Keio University
pp.863-870
発行日 1975年8月15日
Published Date 1975/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202360
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
進行麻痺に対して,つい少し前にはかなり治療的に無力であると思われていたのに(たとえば1894年のNothnagelの専門書の中のKrafft-Ebingによるその疾患を取り扱ったもの,およびその時代の精神医学のたいていの教科書を見よ),多方面からこの疾患の改善を目指した治療の試みが行われ,そして,有効な成果が報告されたことによって,最近の何年間に急激な見解の変化が生じてきた。
用いられた治療方法に二群,すなわち,特異的および非特異的方法がある。
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.