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資料
精神障害者通院医療費公費負担適用者の実態調査
A Survey on the Psychotic outpatients Supported partly by the Government Expenditures
米倉 育男
1
,
大野 勇夫
1
Ikuo Yonekura
1
,
Isao Oono
1
1岐阜精神病院
1Gifu Mental Hospital
pp.73-77
発行日 1971年1月15日
Published Date 1971/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201700
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I.はじめに
昭和40年6月30日,精神衛生法の第4次改正によって,その第32条に「都道府県は,精神障害の適正な医療を普及するため,精神障害者が健康保険法第43条第3項各号に掲げる病院若しくは診療所又は薬局で病院又は診療所へ収容しないで行なわれる精神障害の医療を受ける場合において,その医療に必要な費用の2分の1を負担することができる」という,いわゆる「精神障害者通院医療費公費負担制度」が新設され,同年10月1日から実施された.
これは,従来から精神障害者に対して入院中心的,保安中心的であるという非難を免れなかった精神衛生法としては,少なくとも外来医療への関心を示したという意味では画期的なものであったといってよいであろう。
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