Japanese
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研究と報告
精神分裂病に対するSordinolの臨床治験—主観的方法および二重盲検,逐次検定法による薬効判定
A Trial on the Value of Sordinol in Schizophrenia: by Subjective Method & Partly by Using Sequential Analysis
山根 秀夫
1
,
飯塚 礼二
1
Hideo Yamane
1
,
Reiji Iizuka
1
1京都府立医科大学精神神経科学教室
1Dept. of Neuropsychiat., Kyoto Pref. Univ. of Med.
pp.211-218
発行日 1970年3月15日
Published Date 1970/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201590
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Ⅰ.まえがき
Sordinol(Clopenthixol,N746)はLundbeck社により開発された向精神薬で,第1図の構造式をもつ。
わが国においても既に数カ所で治験報告が行なわれているが,われわれは従来どおりの素朴経験的方法による治験を基礎として,さらに客観的評価方法として,二重盲検,逐次検定法を応用し,主観的評価を補足する意味での薬効判定を行なった。なお薬剤の提供は富山化学工業株式会社より受けた。
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