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研究と報告
薬物依存発生に関する研究(第2篇)—発生に関する諸要因の分析
Study on the Genesis of Drug Dependence : Analysis of Several Factors associated with in Genesis
高橋 伸忠
1
Nobutada Takahashi
1
1東京医科大学神経精神科
1Dept. of Neuropsychiat., Tokyo Medical College
pp.693-706
発行日 1969年9月15日
Published Date 1969/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201514
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I.はじめに
本稿第1篇において63名の薬物依存者を,その性格傾向とくに対人関係の特徴によつてasocial(As),anomic(An),neurotic(N)の3類型に分類し,その分類基準と典型例について述べ,これらの性格偏碕と薬物との結びつきを明らかにした。第2篇ではこの3類型について,agentとしての薬物のみならずhostと,それをとりまく環境要因,治療および予後に関連する要因について比較検討し,その結果について考察を加えたい。
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