Japanese
English
研究と報告
Hirnamin大量投与の精神療法的意味について—いわゆる依存的精神療法の設定から
Psychotherapeutic Meaning of Hirnamin in Large Doses.
三浦 岱栄
1
,
小此木 啓吾
1
,
延島 信也
1
,
馬場 礼子
1
,
岩崎 徹也
1
,
玉井 幸子
2
T. Miura
1
,
K. Okonogi
1
,
S. Nokushima
1
,
R. Baba
1
,
T. Iwasaki
1
,
S. Tamai
2
1慶応大学医学部神経科
2武蔵野病院
1Dept. of Neuropsychiat., School of Med., Keio Univ.
2Musashino Hospital.
pp.49-59
発行日 1965年1月15日
Published Date 1965/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200787
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.まえがき
精神療法は,治療者・患者間の心理的相互作用によつて,患者になんらかの治療的変化を生みだす治療方法である。
近年の薬物療法の進歩は,逆説的ではあるが,精神療法の進歩を著しく促進した。その理由は,この心理的相互作用が無媒介には起こりにくい対象についても,薬物を媒介にすることによつて,心理的影響を受けやすい状態の成立が可能になつたからである。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.