紹介
—Klaus Conrad 著—Der Konstitutionstypus—Theoretische Grundlegung und Praktische Bestimmung
島崎 敏樹
1
,
矢崎 妙子
1
T. Shimazaki
1
,
T. Yasaki
1
1東京医科歯科大学神経精神医学教室
1Aus der Psychiatrischen Klinik der Ika-Shika Universität zu Tokyo
pp.159-161
発行日 1964年2月15日
Published Date 1964/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200678
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1962年に惜しくも物故されたKlaus Conradは,「失語症」を,大脳全体論的な立場に立ち,ゲシュタルト変遷によつて説明したことで,あまりにも有名である。
19世紀の初め,ようやく「精神医学」は,医学の一分科として確立された。それ以来「精神病」が,科学的に取り扱われるようになつたのは周知のとおりである。「精神異常」も,その身体的原因とくに大脳の病的変化を明らかにすることに主力がそそがれた。このようにして,Wernickeは,あの有名な「失語症の説明図式」で,大脳局在論的な立場を確立した。
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