印象記
第10回Fortbildungswoche für praktische Dermatologie und Venerologieに出席して
今井 清治
1
1小千谷総合病院皮膚科
pp.600-602
発行日 1984年6月1日
Published Date 1984/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203071
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1983年5月より半年間,ミュンヘン大学皮膚科学教室に留学し,たまたまこの学会に出席する機会を得たので,ここにその大要を報告したいと思う.
この学会は大体3年に1回,ミュンヘン大学皮膚科学教室とドイツ皮膚科医連盟共催の下に開かれており,今回は第10回で,1983年7月25日から29日までの5日間,ミュンヘンのSheraton Hotelで催された.内容は表題に示される如く臨床に直結した教育講演的な色彩の強いもので,従って対象は主に皮膚科臨床医である.演者はドイツ内外の第一線級の皮膚科学者及びミュンヘン大学皮膚科学教室の講師級の人たちである.この学会の第1回は1951年,Marchioniniがミュンヘン大学の教授の時で,Braun-Falcoが当大学の主任教授になってからは,今回が5回目である.学会の名称も前回まではFortbildungskursと呼ばれており,この学会の性格をよく表わしている.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.