紹介
—W. R. Hess—<Psychologie in Biologischer Sicht> 生物学的観点よりみた心理学
三浦 岱栄
,
小此木 啓吾
pp.333-337
発行日 1963年4月15日
Published Date 1963/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200556
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本書の著者W. R. Hessは,チューリッヒ大学の生理学名誉教授,間脳の実験的研究で名高い脳生理学者である。この事実からも,そしてまたその題名からも示唆されるように,本書は,著者自身の多年にわたる脳生理学の研究を中心にしながら,<精神現象の生物学的基礎>をなす<脳の構造と機能>(Hessのいう<脳体制Zerebrale Organisation>またはく脳の機能的体制funktionelle Organisation des Gehirns>)に関する脳生理学,神経病学,脳外科学,実験心理学,そして最近の精神薬理学の進歩などの成果を,体系的に綜説したく精神生理学Psychophysiologie>のモノグラフである。
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