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研究と報告
てんかんの性格変化(4)—てんかん機制を有する精神障害者のロールシャッハ・テストについて
On the Personality Change of Epilepsy (4): The Rorschach records in the patients of mental disturbance with epileptic mechanism
大熊 文男
1
F. ŌKUMA
1
1Dept. of Neuropsychiatry, DŌAI Memorial Hospital
pp.245-253
発行日 1962年4月15日
Published Date 1962/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200426
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Ⅰ.緒論
前論文5)において,豊田はてんかん性性格特微(きちようめん—融通性に乏しい,執拗—くどい,粘着性,爆発性……詳細は本研究(1)の後藤の論文1)参照)が明らかで,かつ主として発作性症状(とくにけいれん発作)以外の精神症状を訴える一連の疾患群について検討をこころみ,その本態がてんかんと関連するものと推論し,これら疾患群の鑑別にあたつててんかん性性格特微の意義を強調した。私は性格診断テストの1つであるロールシャッハ・テストをこれら疾患群に施行したのでその結果を検討しここに報告する。
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