Japanese
English
展望
最近15年間の妄想研究(1945〜1959)—その1 記述的方法
Die Wahnforschung in den letzten 15 Jahren (1945~1959). Ⅰ. Deskriptive Methode
島崎 敏樹
1
,
井上 晴雄
1
,
中村 舜二
1
,
阿部 忠夫
1
,
豊田 三郎
1
,
瀬川 浩
1
,
宮本 忠雄
1
,
斎藤 幸雄
1
,
倉持 弘
1
,
梶谷 哲男
1
,
金森 健
1
,
矢崎 妙子
1
,
中根 晃
1
,
大森 広子
1
1東京医科歯科大学神経精神医学教室精神病理学グループ
pp.3-16
発行日 1960年1月15日
Published Date 1960/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200172
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
妄想研究を大別すると,記述的考察,力動的考察,人間学的考察の3つに分けることができる。
1940年にG. Schmidtが「最近25年間のドイツ語圏における妄想(1914〜1939)」を報告した当時は,人間学的研究を行なう人々はまだごくかぎられていた。そのためSchmidtは妄想研究を記述的考察と力動的考察の2つに大きく分けるとともに,さらに記述的考察を原発妄想と二次的妄想に分け,Storch,Kunz,v. Baeyerらの実存的存在論に立つ妄想研究は記述的考察の原発妄想のところで取扱われていた。
Copyright © 1960, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.