国際病院連盟速報
第11回国際病院会議(1959 Edinburgh)
編集部
pp.55-60
発行日 1960年1月1日
Published Date 1960/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201606
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1959年6月1日より5日に至る第11回国際病院会議はEdinburghの天候は期待には反したが,終始大成功裡に終了した。これは,地元のスコットランド組織委員会の準備が非常に効果的であつた証左の一つに過ぎない。—そして44カ国から参集した代議員及び参会者が今までになく約800人に達したということ自体,地元のスコットランド受入側に対する期待を示したものである。参会者は全世界の病院界を網罹した。—医師,看護婦,建築家,器械技師,管理者,中央官庁職員,及び病院報道関係者,設備会社の代表等。国際病院連盟の会議に初めて出席した,リベリア,レバノン,セイロン,香港,アイスランド,パナマ等の国や属領の代表がいたこと,又,連盟の活動に対して,フィンランド,両ドイツ,イラン等の国々が興味を持つようになつたことは喜ばしいことであつた。
会議の本部は会議室におかれ,花で囲まれ,スコットランド・チエックや景勝地の大写真でかざられた。6月1日の開会式前夜である5月31日の日曜の夜には,スコットランドの病院管理委員会協会の招待会が催され,会議の参会者は新旧の友人と会合する機会を与えられた。かくの如く会議が非公式の愉快な会合で始められたことと,歓待のよかつたことは,会合の終りまで残つた人々が認めたことである。
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