動き
「第20回国際児童思春期精神医学学会(IACAPAP)」印象記
井上 かな
1
,
井上 弘寿
1
,
阿部 隆明
1
,
加藤 敏
1
1自治医科大学精神医学教室
pp.1055-1056
発行日 2012年10月15日
Published Date 2012/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405102300
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2012年7月21日からの5日間,パリの凱旋門に程近いパレ・ド・コングレで,第20回国際児童思春期精神医学学会(IACAPAP)が開催された。主催はフランス児童思春期精神医学学会だが,実質的な責任者はDavid Cohen氏(Salpêtrière病院児童精神科科長,Pierre et Marie Curie大学教授)である。氏は,自閉症研究を精力的に進め,2011年に東京で開催された日仏医学会にてフランスにおける自閉症研究について大変刺激的な特別講演を行っている(大島一成,加藤敏:「日仏医学コロック2011」印象記.精神医学54:440-441, 2012参照)。
今回の国際児童思春期精神医学学会の参加者は2,000名を超え,日本からの参加者は100名を優に超えた。参加者が最も多かった国はもちろん開催国であるフランスであるが,2番目に参加者が多かったのはなんと日本であったという。参加者(医師,臨床心理士,PSWなど)についてもう一つ驚くべきことは,女性の多さであった。参加者の半数程度が女性であったような印象を受けた。
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