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私のカルテから
Aripiprazoleが奏効したTourette症候群の1例
A Case of Tourette Syndorome Successfully Treated by Aripiprazole
本間 正教
1
,
加藤 秀明
1
Masanori HONMA
1
,
Hideaki KATOU
1
1須田病院
1Suda Hospital, Takayama, Japan
pp.1018-1019
発行日 2011年10月15日
Published Date 2011/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405102001
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はじめに
Tourette症候群(TS)は,若年に発症し多彩な運動チック,および1つまたはそれ以上の音声チックが長期間にわたって持続し,慢性に経過する重症のチック障害の1つである。Haloperidol,pimozide,risperidoneなどの抗精神病薬の投与により改善が期待できるものの,忍容性が低いため継続できず,十分な治療が行えない場合も少なくない。
今回,我々は,病院を転々とし,治療に困難をきわめたTSに対してaripiprazoleを単剤投与し,奏効した症例を経験したので報告する。なお,本報告の投稿に際し,患者本人から口頭で同意を得ている。
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