動き
「第103回日本精神神経学会」印象記
村松 太郎
1
1慶應義塾大学医学部精神神経科
pp.978-979
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405101072
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1902年に発会し,11,779名(2006年6月現在)の会員を擁する,名実ともにわが国の精神医学に関する最大の学会である日本精神神経学会の第103回総会は,2007年5月17~19日,井上新平会長(高知大学副学長),山下元司副会長(高知県立芸陽病院院長)のもと,「精神医学へのこれからの期待・精神医療の新たな試みの発信」をテーマに,高知県立県民文化ホール・高知新阪急ホテルで開催された。
通常,医学に関する学会といえば,多くの一般演題があり,その中にシンポジウムなどの企画プログラムがいくつか挿入されるという形が思い浮かぶであろう。しかしながら,他の多くの医学会よりはるかに大きな規模を有する本学会総会は,そのイメージとはかなり違っている。きわめて広範なテーマにわたる企画プログラムが,一般演題よりもむしろ前面に出ているのである。本学会のイメージをお伝えするためには,この企画プログラムを記述することが最上であろう。
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