Japanese
English
短報
いわゆる「インターネット中毒」の1例
A Case of Internet Addiction
袖山 紀子
1
,
畑中 公孝
2
,
堀 孝文
3
,
朝田 隆
3
Noriko SODEYAMA
1
,
Kimitaka HATANAKA
2
,
Takafumi HORI
3
,
Takashi ASADA
3
1筑波記念病院脳神経精神科
2栗田病院
3筑波大学臨床医学系精神医学
1Tsukuba Memorial Hopital
2Kurita Hospital
3Department of Psychiatry, Institure of Clinical Medicine, University of Tsukuba
キーワード:
Internet addiction
,
Impulse control disorder
,
Bipolar disorder
Keyword:
Internet addiction
,
Impulse control disorder
,
Bipolar disorder
pp.995-997
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100736
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
インターネットは,自室にいながらにして世界中のさまざまな情報を得たり不特定多数の人々とコミュニケーションができる,世界規模の情報ネットワークである。近年,インターネットが普及するに伴い,その使用が長時間に及んで日常生活に支障を来す例が「Internet addiction(いわゆるインターネット中毒)」として報告3,6)され始めている。インターネットがさらに普及すれば,今後,同様の症例は増えていくと考えられる。
我々は,躁うつ病の経過中にいわゆる「インターネット中毒」と言うべき状態を呈した1例を経験したので報告する。
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.