Japanese
English
研究と報告
大学病院における精神科急性期入院医療のクリニカルパスの現状
Current Status of Clinical Path Using for Inpatients with Acute Psychiatric Disease in the Psychiatric Ward in the University Hospitals
高橋 恵
1
,
福田 真道
1
,
宮岡 等
1
Megumi TAKAHASHI
1
,
Masamichi FUKUDA
1
,
Hitoshi MIYAOKA
1
1北里大学医学部精神科
キーワード:
Clinical path
,
University hospital
,
Acute psychiatric disease
Keyword:
Clinical path
,
University hospital
,
Acute psychiatric disease
pp.1169-1176
発行日 2004年11月15日
Published Date 2004/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100580
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録
都道府県精神科救急システムに関与している9大学病院における精神科急性期入院医療の治療とケアの現状を調査した。これらの施設の共通特徴として閉鎖病棟を有し,複数の隔離室または個室を有していた。すでに何らかの既存パスを持つ施設は6施設に上り,共通パスが2施設,大うつ病パスが3施設,統合失調症パスが2施設,隔離室使用パスが1施設で使用されていた。期間はうつ病,統合失調症ともに4~12週であり,提供される検査や治療自体に大きな差異は認められなかった。しかし,薬物療法以外のリハビリテーション療法などは提供状況に差が大きかった。精神科という診療科の特性上,ある程度の自由度の許されるパスが適切と思われた。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.