動き
「第16回日本総合病院精神医学会総会」印象記
八田 耕太郎
1
1順天堂大学大学院医学研究科内科系精神・行動科学
pp.438
発行日 2004年4月15日
Published Date 2004/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100477
- 有料閲覧
- 文献概要
日本総合病院精神医学会(理事長:黒澤尚)は会員数1,655名(2004年1月末現在)を擁する臨床家による学会である。机上論でなく現場的なことがらを重んじ,よりよい治療について純粋に気兼ねなく議論できる建設性と機動性が特徴である。例えばパルス波によるmECTの講習会をパルス波治療器が認可された2003年7月から開始しており,現場が何を必要としているかに敏感に反応し実行に移している。
第16回総会は京都府立医科大学大学院医学研究科精神機能病態学の福居顕二教授を会長に「総合病院精神医学の統合的発展をめざして」を基本テーマに,2003年11月21日,22日,国立京都国際会館において開催された。会期中の参加者は721名で,翌日には専門医講習会も行われた。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.