動き
「第10回日本総合病院精神医学会総会」印象記
金子 晃一
1
1新潟県立小出病院精神神経科
pp.222-223
発行日 1998年2月15日
Published Date 1998/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904500
- 有料閲覧
- 文献概要
第10回日本総合病院精神医学会総会は,1997年10月31日,11月1日の両日,兼六園の紅葉も深みを増してきた晩秋の金沢において,金沢大学医学部神経精神医学教室の越野好文教授を会長として,同大学の歴史あるキャンパスを会場に行われた。372名の参加は学会員数1,073名(1997年9月末現在)の実に3割強を数え,これだけでも会員のこの総会にかける意気込みが伝わってくる。
本学会は1988年に第1回総会が東京で開かれて以来,今回で10回目という,歴史は短いが,「右手に総合病院精神医学の学問としての発展を,左手に総合病院精神科に勤務する者の地位の向上を」をスローガンに活動している実践的な学会である。第10回の節目となる今回,「総合病院精神医学への期待と実践」を基本テーマとして行われたが,特別講演,1つのシンポジウム,2つのトピックス,2つのワークショップ,126の口演による一般演題,市民フォーラムという,たいへんに盛り沢山で充実した内容であった。
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.