動き
「第33回日本神経精神薬理学会年会(奈良)」印象記
仲神 龍一
1
,
綱島 浩一
1
1東京大学大学院医学系研究科精神医学
pp.210-211
発行日 2004年2月15日
Published Date 2004/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100445
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第33回日本神経精神薬理学会年会が2003年10月8日から10日の3日間にわたり,中嶋敏勝会長(奈良県立医科大学薬理学講座)のもと,奈良市の奈良県文化会館にて開催された。文化会館は奈良公園に程近い場所に位置し,周囲には世界遺産にも指定されている仏教寺院,春日大社などをはじめとした古い文化財が散在している。幸いにして好天に恵まれ,古都奈良の落ち着いた風情の中,澄み渡った青い空とちらほらと色づき始めた木々が印象的だった。
本学会の会則には神経精神薬理の進歩発展を図ることとある。本学会には基礎医学から臨床医学までの幅広い観点からの参加があり,また,政府,文部科学省が,近年研究を地域住民社会の産業・経済に還元することを推奨していることも踏まえられ,本年会は「神経精神薬理と市民生活とのハーモナイゼーションを求めて」というテーマで盛大に行われた。以下にその印象を講演や発表などにそれぞれ分けて述べてみたい。
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