動き
「第6回日本臨床精神神経薬理学会」印象記
村崎 光邦
1
1北里大学医学部精神科
pp.336
発行日 1997年3月15日
Published Date 1997/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904303
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1996年11月14,15日の両日,南国沖縄県の宜野湾市の沖縄文化を如実に示す沖縄コンベンションセンターにおいて,琉球大学精神神経科学教室の小椋力教授会長のもとに第6回日本臨床精神神経薬理学会が開催された。本学会は日本神経精神薬理学会が基礎的研究を中心に展開されているのに対して,精神神経領域の臨床薬物治療の進歩・発展を図ることを目的に研究会として発足したものであるが,1994年の第4回大会より学会となっている。今回の第6回には一般演題64,1シンポジウム,会長講演,特別講演と,年ごとの発展はめざましく,参加者も206名(全会員数370名)に上っている。若い学会であるが,当初から1会場で各演題にたっぷり時間をとり,じっくり討論する方針で来ており,活発な論戦がみられ,その熱心さには驚嘆すべきものがある。
私ども臨床家にとってはまことにうれしい学会で,ここに演題内容を紹介したい。
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