特集 小児日常診療でその薬を使うとき・使うべきでないとき
IV 神経
53.注意欠如・多動症(AD/HD)とメチルフェニデート
野村 健介
1
1島田療育センター 児童精神科
キーワード:
Methylphenidate
,
注意欠如・多動症
,
診療ガイドライン
,
禁忌(治療)
,
小児薬用量
Keyword:
Attention Deficit Disorder with Hyperactivity
,
Methylphenidate
,
Practice Guidelines as Topic
pp.1620-1621
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00639.2017086325
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メチルフェニデート(MPH)の薬理作用は主にドパミンの再取り込み阻害作用であり,依存形成のリスクは否定し得ない.そのため,本邦ではOROS®という浸透圧によって放出を制御する徐放化の技術を施され,依存性と乱用のリスクを大幅に低減された製剤(MPH-OROS)だけがAD/HD に対する保険適用を有している.
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