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私のカルテから
Quetiapineへの切り替えが有効であったPisa症候群の1例
A Case of Pisa Syndrome treated Successfully with Quetiapine
山本 暢朋
1
Nobutomo YAMAMOTO
1
1独立行政法人下総総精神医療センター精神科
1Department of Psychiatry, National Hospital Organization Shimofusa Psychiatric Medical Center
pp.1323-1325
発行日 2005年12月15日
Published Date 2005/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100157
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はじめに
Pisa症候群は薬剤誘発性側方張(drug induced pleurothotonus)とも呼ばれ,躯幹の側彎を呈するジストニア様の不随意運動であるが,難治であることが多いとされている。今回,抗精神病薬投与中に発症し,約10年間改善しなかったPisa症候群の患者に対し,quetiapineへの切り替えが有効であった症例を経験したので報告する。
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