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Bedside Teaching
LT拮抗薬・TXA拮抗薬の意義
Role of LT-, TXA-antagonism on Treatment of Asthma
秋山 一男
1
Kazuo Akiyama
1
1国立相模原病院臨床研究部
1Research Center for Allergy and Rheumatology, National Sagamihara Hospital
pp.261-265
発行日 1997年3月15日
Published Date 1997/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901437
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はじめに
1992年に刊行されたInternational Consensus Report on Diagnosis and Management of Asthma(ICR)1),1993年に刊行されたわが国の気管支喘息ガイドライン(JGL)2)において気管支喘息は気道の慢性炎症性疾患であり,喘息の特徴とされる気道過敏性は炎症が原因となって発現するものであると定義された.
さらに1995年にNHLBI/WHOワークショップレポートとしてまとめられた喘息管理の国際指針「喘息管理・予防のグローバルストラテジー」(GINA)3)では,気道炎症の主役となる炎症細胞としてこれまでのマスト細胞,好酸球に加えてJGLで定義のなかに示されたT細胞の重要性が確認されクローズアップされてきた.
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