Japanese
English
Bedside Teaching
急性心筋梗塞の治療方針
Strategy of Treatment at Acute Myocardial Infarction
佐藤 光
1
,
立石 博信
1
Hikaru Sato
1
,
Hironobu Tateishi
1
1社会保険広島市民病院循環器科
1Department of Cardiovascular Disease, Social Insurance Hiroshima City Hospital
pp.987-991
発行日 1995年10月15日
Published Date 1995/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901130
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急性心筋梗塞が示唆されたときから,治療を始める.長く続く(一般に20分以上の持続がある)胸痛,胸部絞扼感に,いわゆる放散痛といった自覚症状,冷汗,悪心嘔吐の随伴症状,急性心筋梗塞を示唆する心電図変化があれば,急性心筋梗塞として治療を開始する.急性期では,症状,心電図,血清酵素変化のいずれかが決定的であれば,梗塞として考え,いずれかに梗塞を示唆する所見が欠けているからといって,梗塞を否定してはならない.
冠動脈の病態,血行動態,不整脈,心筋障害の程度と同時に,糖尿病,腎障害,出血性疾患の有無などの全身状態を把握しなければならない.
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