Japanese
English
Bedside Teaching
術後の睡眠パターンと夜間低酸素血症
Sleep Pattern and Nocturnal Episodic Hypoxemia in the Postoperative Period
大村 昭人
1
Akito Ohmura
1
1帝京大学医学部附属溝口病院麻酔科学
1Department of Anesthesiology, Teikyo University School of Medicine, Mizonokuchi Hospital
pp.577-582
発行日 1995年6月15日
Published Date 1995/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901069
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手術直後には麻酔の残存効果,麻薬などの鎮痛薬の影響による呼吸抑制に加えて,種々の病態生理学的変化から著しい低酸素血症が起こりうることは広く認識された事実であり,術後数時間から翌日にわたる酸素吸入,予防的人工呼吸などはルーチンに行われている.しかしながら,低酸素血症の危険は患者の状態が回復から安定に向かうはずの2日から4日の間にむしろ増加するという一見説明のつかない事実が明らかになって来ており,術後患者の全身管理上大きな問題を投げかけている.本稿ではこの点について新しつ知見を加えて考察してみたい.
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