Japanese
English
解説
呼吸器科領域における保険適応外の薬剤使用
Medication Uncovered by Medical Insurance in Respiratory Medicine
佐藤 篤彦
1
,
豊嶋 幹生
1
,
妹川 史朗
1
Atsuhiko Sato
1
,
Mikio Toyoshima
1
,
Shiro Imokawa
1
1浜松医科大学第二内科
1Second Department of Internal Medicine, Hamamatsu University School of Medicine
pp.1149-1158
発行日 1994年12月15日
Published Date 1994/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900967
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はじめに
呼吸器疾患には,免疫アレルギー性肺疾患,びまん性肺疾患,肺感染症,慢性気道感染症,肺腫瘍など多彩な疾患があり,保険診療で規定されている薬剤の適応範囲内での薬物療法では,治療が困難な症例も臨床上しばしば経験される.
そこで臨床医は,薬剤の特徴と作用機序を理解し安全性を確認したうえで,保険適応外疾患に応用を試みることによって,臨床的効果を挙げている場合がある.また,保険適応が認められている疾患においても,薬剤を病巣部に直接投与するという保険適応外の投与経路による薬剤投与によって,より臨床的効果を高めようとする場合がある.
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