Japanese
English
特集 外科治療か内科治療か—境界領域をめぐって
原発性肺癌
原発性肺癌—内科側から
Therapy for Lung Cancer in View of Internal Medicine
白石 純一
1
,
西條 長宏
2
Junichi Shiraishi
1
,
Nagahiro Saijo
2
1国立がんセンター中央病院内科
2国立がんセンター研究所薬効試験部
1Department of Internal Medicine, National Cancer Center Hospital
2Department of Clinical Pharmacology, National Cancer Center Research Institute
pp.815-824
発行日 1993年9月15日
Published Date 1993/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900725
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
肺癌は極めて多彩な臨床経過,組織像を持ち,生物学的特性と治療法の選択から小細胞癌(SCLC)と非小細胞癌(NSCLC)とに分けて取り扱われている.
小細胞癌は発見時すでに遠隔転移を認める症例が50〜60%にみられ,全身性疾患として考えられている.その多くは外科的治療の対象にならず,治療ができない場合,速やかな死の転帰をとることとなる.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.