Japanese
English
装置と方法
パルスオキシメーターによる動脈血酸素飽和度モニタリング
Arterial Oxygen Saturation Monitoring with Pulse Oximeter
岩瀬 良範
1
,
崎尾 秀彰
2
,
奥田 千秋
2
Yoshinori Iwase
1
,
Hideaki Sakio
2
,
Chiaki Okuda
2
1大田原赤十字病院麻酔科
2獨協医科大学第二麻酔科
1Division of Anesthesiology, Otawara Red-Cross Hospital
2Second Department of Anesthesiology, Dokkyo University School of Medicine
pp.555-560
発行日 1991年6月15日
Published Date 1991/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900291
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患者の「顔色」の判断は,臨床医や看護婦にとって最も初歩的ではあるが,最も直感的で重要な情報を提供してくれる.それは「顔色」が患者の精神的な状態だけでなく,種々の全身状態を反映するからである.その中で,チアノーゼ(cyanosis)は,低酸素血症を示す所見として最も重要な臨床所見の一つである.
今回解説するパルスオキシメーターは,動脈血酸素飽和度と脈拍数を,非侵襲的かっ連続的に測定する,いわば「チアノーゼ」のモニターである.この装置は現在,呼吸と循環のモニターとして広く普及している.本稿では,本機の原理から臨床応用について解説する.
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