Japanese
English
解説
巨大ブラの病態による治療方針
Therapeutic strategies of giant lung cyst
内田 耕
1
,
福島 保喜
1
Koh Uchida
1
,
Yasunobu Fukushima
1
1東邦大学医学部第二内科学教室
12nd Department of Internal Medicine, Toho University School of Medicine
pp.827-831
発行日 1988年8月15日
Published Date 1988/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205300
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はじめに
巨大気腫性嚢胞はブラの大きさが1側胸腔の30%以上を占めるものをいい,そのうち、両側性,進行性で1側胸腔の大半を占めるものをVanishing lungとも呼んでいる1)。巨大気腫性嚢胞は徐々に大きさを増し残存肺を圧迫するもの,何年もその人きさを変えないもの,嚢胞内感染合併後に縮小するもの,残存肺にびまん性肺気腫を合併しているものなど種々の病態を示し,その治療は個々の症例で異なる。本稿では巨大気腫性嚢胞に伴う種々の病態とその治療方針について述べる。
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