Japanese
English
装置と方法
制御差温式組織血流計による連続的な大脳皮質組織血流量測定—水素クリアランス血流計との相関
Continuous measurement of cerebral cortex blood flow by temperature:controlled thermoelectrical flowmetry
飯島 毅彦
1
,
伊藤 弘通
1
,
久保田 康耶
1
,
須藤 益夫
2
Takehiko Iijima
1
,
Hiromichi Ito
1
,
Yasuya Kubota
1
,
Masuo Sudo
2
1東京医科歯科大学歯学部歯科麻酔学教室
2株式会社ユニークメディカル
1Department of Anesthesiology, Faculty of Dentistry, Tokyo Medical and Dental University
2Unique Medical Co. LTD.
pp.161-164
発行日 1987年2月15日
Published Date 1987/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205005
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脳循環血流量の測定法は数多くあるが,連続的な測定法は数少ない。我々は歯への侵害刺激を与えた際の急激な血圧変動時の脳循環を調べる必要性から連続的な脳循環のモニターを検討してきた。近年開発された制御差温式組織血流計は,水素クリアランス式血流計を用いて較正を行えば,連続的に絶対量を測れるのではないかと考えられる。今回,ネコを対象に制御差温式組織血流計および水素クリアランス式血流計を用いて大脳皮質組織血流量を測定し,本血流測定法の広い範囲での測定値の信頼性を検討するとともに,急速な血流量変動の追従性を検討した。
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