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VO2・VCO2・RQなど代謝諸量をモニター有る場合,呼吸気について流量と濃度の二情報を必要とする。この場合ガス濃度を平均化してから分析すると,ガス分析装置の応答速度などの性能レベルを緩和できるとともに,流量と濃度の位相合わせ,温度や水蒸気補正などの問題も簡略化することができ,応答速度の点を除けば,精度向上が易しくできる事をすでに報告した1)。また,装置の性能レベルが緩和され,大型計器を用いなくとも良い事になると,移動性が増してテレメータリングなど新しい方向への発展が期待される。ところが,D.R.Westerkowの閉鎖回路法や著者らの方法のようにミキシング・チェンバーを用いた測定法1〜4)に共通する問題点として,応答速度が遅い事および換気量により応答速度が大幅に異なる事1)がある。たとえば,安静レベル代謝測定用に1l程度の容量を用いた場合では,運動時の大きい換気量ではbreath by breathのガス濃度変化に応じてしまい,ガス濃度平滑の機能を失ってしまうし,逆に4l程度の容積を持つチェンバーでは,代謝量変化があった場合,応答が遅れるという性質がある。
A technic for estimating VO2, VCO2 and RQ using a mixing chamber which has a flexible nature is described. The effects of this soft mixing chamber on an accuracy for metabolic rate measurement, and on the uses have been studied.
About the accuracy, the results indicate that the correlation with Douglas bag method is, y =0.997x-2.5 (r=0.995) in case of VO2 and y=1.00x-4.8 (r=0.997) in case of VCO2. About response time to changing of gas content, in same net volume chamber, the soft mixing chamber technic was much better than rigid one (≒1/4 response time in 95% response).
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