Japanese
English
特集 sudden death
sudden deathの病理
Sudden death:From a morbid anatomical point of view
奥平 雅彦
1
,
神田 哲郎
1
,
北爪 伸仁
1
,
相田 尚文
1
Masahiko Okudaira
1
,
Tetsuro Kanda
1
,
Nobuhito Kitazume
1
,
Yoshibumi Aida
1
1北里大学医学部病理学教室
1Department of Pathology, School of Medicine, Kitasato University
pp.353-358
発行日 1979年4月15日
Published Date 1979/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203344
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人間が突然,あるいは急に死亡した場合"急死sud—den death"と呼ばれる。急死のなかには交通事故,その他の災害や中毒,自殺および他殺などによる外因性急死と,特別な外因作用がないにも拘らず,一見健康そうにみえるひとが突然,あるいは急激な経過のもとに死亡する内因性急死の両者が含まれている。
内因性急死sudden and unexpected natural deathを,急性発症後どれ位の経過で死亡したものまでを含めるかについては,多分に人為的なものとなるわけであるが,一般には急性発症後24時間以内の死亡をこの概念に入れている1,2)。このような場合,ほとんど何らの前駆症状もないこともあるし,本人や周囲の人が心配しない程度の軽い前駆症状があることもあるであろうが,他覚的に明確に認識されないような軽い前駆症状は急性発症後の経過時間に含まないのが普通である。
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