Japanese
English
装置と方法
抗狭心症薬の薬効検定—1回交差法よりも,2回交差法を
Drug Efficacy Test for Angina Pectoris,:not One-time but Two-times Cross-over
斧田 大公望
1
Taikobo Onoda
1
1立教大学社会学部
1Dept. of Sociology, Rikkyo Univ.
pp.503-507
発行日 1974年6月15日
Published Date 1974/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202640
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このところ,薬効検定に際し,二重盲検法Double—blind Methodにしたがう臨床試験が必須となってきているが,抗狭心症薬もまたその例にもれない。
わが国に影響のいちじるしいアメリカにおいては,1962年(昭37),Food, Drug and Cosmetic Actに関するKefauver-Harris Amendmentsが成立して以来,薬の効果および安全性の検定がとりわけ厳しくなった。日本のばあいも,1967年(昭42)10月以降,新薬の市販許可にあたって,当の製薬会社に対し,3段階にわたる試験実施を通じ,有効性と安全性の客観的な確認が要求されるようになった。そして,厚生大臣の諮問機関である中央薬事審議会に属す,新薬調査会,特別部会,常任部会をへて,はじめてライセンスが与えられたことになる。
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