研究会紹介
(8)臨床心音図研究会
坂本 二哉
pp.1050
発行日 1973年11月15日
Published Date 1973/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202557
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1970年秋に発足した臨床心音図研究会は,機関誌「臨床心音図」創刊号にも述べられているように,1965年日循総会(第35回総会)以来,夜の談話会でとりあげられている心音図関係の会合を,何とか形あるものとしたいとの念願から出発したものである。
元来,日循夜の談話会は,心腔内心音の創始者として世界的に高名な故山川邦夫教授の発想では,American Heart Assoc.の学会時におけるfireside ccnferenceに倣っているということであった(内科,16:971, 1965)。翌年も教授の司会で,負荷心音図に関する談話会があったと記憶する。しかし残念なことに,これらは公式の記録として残されていない。もちろん忌憚ない討論を期待するには記録などない方が良いのであるが,一方において,記録が残るということは,必然的に発表の内容に責任が伴い,討論も慎重かつより具体的となり,あとでまたよく吟味できるなどの点で,よいところも沢山あるわけである。
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