Japanese
English
装置と方法
血管造影法による血流速度,分布の計測
Measurement of the Speed and Distribution of Blood Flow by Angiography
小林 昭智
1
,
長谷川 武夫
1
,
山 哲男
1
,
大沢 保
1
,
広瀬 一年
1
,
沢田 敏
1
Akitomo Kobayashi
1
,
Takeo Hasegawa
1
,
Tetsuo Yama
1
,
Tamotsu Osawa
1
,
Kazutoshi Hirose
1
,
Satoshi Sawada
1
1関西医科大学放射線科
1Dept. of Radiology, Kansai Medical School
pp.1029-1036
発行日 1973年11月15日
Published Date 1973/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202555
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Angiography:血管腔内に造影剤を入れてX線写真をとる方法はその試みが行われてからすでに半世紀を経た。この方法は造影剤を注入する部位,即ち病巣により心大血管造影法,脳動脈造影法,肝静脈造影法等呼び名が付され,古くは中枢側より脈管順行性に造影剤を注入したが近年では逆行性に加圧注入されることも多く全身で造影されぬ血管は無いといってよく,造影像も初頭の血管自身の疾患診断から現在では各臓器についての血管の走行,分布,形態及び血流動態をも含めてその造影された血管が支配または吻合する臓器の疾病の診断とその程度等を観察,読影するに至った。一概に血管造影といっても我々人体のうち最も血流速度の大きい大動脈(100〜200cm/sec)1〜3)から毎秒数cmの静脈まで含まれ,それらの造影,撮影手技も多岐にわたることは論をまたない。
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