Japanese
English
ジュニアコース
不整脈分析の定理と公理・Ⅱ
Theorems and Axioms for Analysis of Cardiac Arthythmias・Ⅱ
土肥 豊
1,2
Yutaka Dohi
1,2
1神奈川県老人福祉事業団七沢病院
2昭和大学医学部第1内科学教室
1Nanasawa Hospital, Kanagawa
2Department of Internal Medicine, Showa University
pp.497-505
発行日 1971年6月15日
Published Date 1971/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202274
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前号ではR-R間隔はほぼ規則的で基本調律は存在するが,基本の公理として掲げた正常洞調律に適合しないものを整脈型異常調律の名の下に一括してその概略を述べた。しかし,勿論この中には刺激発生の起源は洞結節で,本来は洞調律として扱ってもよい第1度房室ブロック,WPW症候群あるいは2:1, 3:1ブロックなども,正常洞調律でないという意味から異常調律の一種として扱った。本号では記録の大半が正常洞調律(ただし洞性頻脈,徐脈を含む)で占められる場合について述べ,最後に基木調律をとらえにくい交代性調律および乱調律型についてつけ加えることにする。
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