ジュニアコース 仮定をお忘れなく
循環血液量
吉利 和
1
,
黒川 清
1
Yawara Yoshitoshi
1
,
Kiyoshi Kurokawa
1
1東京大学医学部第一内科
1First Department of Internal Medicine, Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.325-329
発行日 1968年4月15日
Published Date 1968/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201891
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はじめに
循環血液量は,体内を循環する血液の総量であり,その測定は希釈法によって行なわれる。すなわち,指示薬として色素あるいは放射性同位元素を血管内に投与し,これが血管内で完全に希釈された時点での血中のこれらの指示薬の濃度を測定することによって求められる。こうして得られた循環血液量は,ある仮定の上に成り立っているのだが,それらについては,以下循環」血液量の測定について述べ,その中で示すこととする。
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