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文献抄録
下肢乏血性疾患患者に投与したデキストラン(regular dextran)と低分子量デキストランの血行動態に及ぼす効果の比較—Folse, R. and Cope, J. G., Surgery,58:779-788,1965.
A comparison of the peripheral and central hemodynamic effects of regular and low molecular weight dextran in patients with ischemic limbs
pp.1102
発行日 1966年12月15日
Published Date 1966/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201712
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低分子量デキストランは循環血液量を増加し,血液の粘度を減少する作用を有しているが,2つの作用のどちらが重要であるかを臨床的に評価することは困難である。著者はそこで重症下肢動脈硬化性閉塞性疾患患者の25例を対象に,低分子量デキストランの血行動態に及ぼす効果を定量的に比較検討した。
対象を3群に分かち,Ⅰ群(10例)には低分子量デキストラン(平均分子量40,000),Ⅱ群(11例)にはデキストラン(平均分子量75,000)をそれぞれ500mlづつ1時間で静脈内に投与し,III群(4例)には低分子量デキストランを4〜8m/minの速度で100mlを股動脈内に投与した。
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