Japanese
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文献抄録
肺循環における血液ガスおよび酸塩基障害の影響—Simmons, D. H. Linde, L. M. & Shapiro, B. J. Discases of the Chest,48:347〜350, 1955.,他
Effect of Blood Gases and Acid-Base Disturbances on the Pulmonary Circulation
pp.230
発行日 1966年3月15日
Published Date 1966/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201568
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- Abstract 文献概要
循環面における血液動態の観察は次の3つの因子について珍察されている。1)flow即ち各部位を通る流量(心持出量)。2)resistance即ち血管床を血液が流れることによる抵抗で血管の数,直径および血液粘性(ヘマトクリット)等に関係する。3)driving Pressure即ち血管床の両端における圧差。これらの3因子はそれぞれ相互に関連を有しているのでこれらの二つが判れば残りの一つは決定されることになる。
著者は血液ガスおよび酸塩基平衡の影響を直接的に観察する方法として1)および2)をとりあげて整理をしている。このことは従来の1)および3)をとりあげ血行動態的観察を行なってきたものからみれば示唆するところが多い論文といえる。著者の(肺循環に対する)各因子の分析は以下の如く述べられている。
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