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文献抄録
後天性大動脈弁疾患にたいする手術遠隔成績—Dwight C. McGoon,F. Henry Ellis and John W. Kirklin,Supplement 1 to Circulation, Vols. 31-32, 108-116, 1965./大動脈弁および僧帽弁の同時弁移植術後の臨床ならびに血行動態の観察—J. David Bristow,Cyrus Farrehi, Colin,W. McCord,Albert Starr and Herbert E. Griswold : Supplement 1 to Circulation, vols 31-32, 67〜79, 1965.
Late results of operation for acquired aortic valvular disease./Clinical and hemodynamic observation after combined aortic and mitral replacement.
pp.789,826
発行日 1965年10月15日
Published Date 1965/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201503
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Mayo Clinicにおいて,後天性大動脈弁膜症のために614例の開心術が施されている。このうち130例が大動脈弁以外の弁膜症も合併していたために手術を行なっている。したがって大動脈弁膜疾患患者475例のうち9例が2回にわたって手術を実施しているので,総計484回の手術成績に関しての報告である。
手術方法は尖の清掃術debrid—gement (石灰化の切除や癒合した交通部の切開など),その他,2弁尖作成術,部分的弁移植術,および完全弁移植術(Tenon製McGoon型,Bahnson型,Starr-Edwards型)である。484回の手術のうち,弁天清掃術100例(21%),その他25例(5%),2弁尖作成術19例(4%),部分的弁移植術761列(16%),完全弁移植術263例(55%)のうちMcGoon型96例(29%),Bahnson型29例(6%),Starr-Edwards型138例(29%)であって,1958〜1960年では弁尖清掃術その他および2弁尖作成術が多く,1961〜1962年ではMcGoon型およびBahnson型人工弁による完全移植術,さらに1963年以後はほとんどがStarr-EdwardsのBall valve型人工弁を用いている。
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