学会展望
「第17回 日本胸部外科学会総会」印象記
瀬在 幸安
1
1日本大学宮本外科教室
pp.155-158
発行日 1965年2月15日
Published Date 1965/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201419
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第17回日本胸部外科学会総会は日本大学医学部第2外科宮本忍教授の会長のもとに,昭和39年10月29,30日の両日,産経会館において開催された。過ぎし昭和23年11月3日の文化の日に,わが国の胸部外科の進歩とその普及を使命として,東京において第1回日本胸部外科学会が発足した。爾来,諸先輩のたゆまざる努力の集積によって,文字通りわが国における胸部外科学の指導的役割を果たしつつ,肺外科の確立,ついで心臓,大血管外科の発展に寄与してきた。さらに今回は,本学会の発足にもっとも若年者として,直接参画された宮本教授が会を主催されたことは,本学会の16年の歴史的歩みと世代の交代を感じさせ,きわめて意義があった。
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