Japanese
English
文献抄録
リウマチ熱—Mayer, F. E.;Herrera, L. & Brownell, K. D.:Am. J. Dis. Child.105(2):146-152,Feb.1963,他
Declining severity of first attack of rheumatic fever.
pp.910
発行日 1964年12月15日
Published Date 1964/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201391
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
Bellevue Hosp.小児心臓病科1935-1958年間の第1回リウマチ熱発作の患者792例を吟味した。1935−1942年間368例(I),1943-1950年間195例(II),1951-1958年間229例(III)。何れも6-10才児が主であつた。男女性別・人種別は3区分で差がない。さて,この3区分について,第1回発作の症状を比較するに,本症特有の心尖雑音は(III)が最も低率である。(III)の心尖収縮期雑音は31%で,(I,II)に有意に低い。心炎は(III)38%で,(I)46.5%,(II)49.7%より有意に少ない。心炎・関節炎のないchorea症状のみこういう例は(I)28.5%,(II)24.6%,(III)12.7%で,(III)はやはり有意に減少している。(I)=(II)=では差がない。chorea症状のみというのを除き,他の症状(関節炎・心炎,それらの合併)を呈したリウマチ熱全体は(I)65%,(II)66%で差がなく,(III)44%で急に減つている。各期の心炎(他症状合併をも含む)を比較すると,(III)ではPuerto Rico人が急にふえており,Puerto Ricanにはリウマチ熱が多いにも拘わらず,(I),(II)に比して心炎が(III)に低いのは,(III)における白人・黒人の心炎が著しく減少したことを反映する
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.