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every child a wanted child
広井 正彦
1
1山形大学産婦人科
pp.30
発行日 1975年1月10日
Published Date 1975/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205122
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ここ数年来,優生保護法の改定の話題とともに,思春期前後からの未婚男女の性のみだれが指摘され,大きな社会問題と化してきている。
アメリカでもとくに妊娠したり,妊娠しないがすでに結婚しているteen-agerにこより提起される問題は,これらの少女の健康のみばかりでなく,教育上や社会上も注目され,その対策に苦慮している。アメリカにおけるNational Center forHealth Statisticによると1964年より1966年までの期間に生まれた最初の児の1/3は私生児であると驚くべき数値を報告している1)。妊娠したためか出産までに結婚の届出をすませて嫡出児になつたものが,10歳代妊娠例の42%であつたという1)。
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