カンファレンス
第31回呼吸と循環談話会
宮本 忍
1
,
瀬在 幸安
1
,
岩村 顕三
1
,
佐藤 規
1
,
今田 幹郎
1
,
奈良田 光男
1
,
広田 悦文
1
,
原田 裕光
1
,
根本 光規
1
,
坂野 洋南
1
,
中村 潔
1
,
日比野 進
2
,
伊藤 恭彦
2
,
豊島 英雄
2
,
横山 哲朗
3
,
竹田 千枝子
4
,
堀部 博
4
,
岡本 登
4
,
安井 昭二
4
,
中山 竜
4
,
水野 康
4
,
中川 喬市
5
,
豊嶋 英雄
6
,
山田 和生
6
,
宮内 厚芳
6
,
坂井田 幸雄
6
,
堀場 希次
7
,
大石 洋
7
,
野々川 旭
7
,
長野 準
8
,
倉富 満
8
,
大和 庸次
8
,
吉田 稔
8
,
広瀬 隆士
8
,
林 謹也
9
,
高木 健太郎
10
,
高橋 久雄
11
,
藤本 淳
11
,
一之沢 昭夫
11
,
外村 舞治
11
,
田辺 玄三
11
,
原沢 道美
12
,
吉良 枝郎
12
,
福島 保喜
12
,
織本 正慶
13
,
長浜 文雄
14
,
北浜 恵三
14
,
菅原 宏見
14
,
上村 芳太郎
14
,
山口 貢
14
,
高木 浩
14
,
山中 剛之
14
1日本大学宮本外科教室
2名古屋大学
3慶応義塾大学
4名大日比野内科
5国立名古屋病院内科
6名古屋大学環境医学研究所
7名古屋大学日比野内科
8九大胸研
9山口労災病院
10名古屋大学生理学教室
11大阪成人病センター
12東京大学沖中内科教室
13織本外科病院
14北大第一内科
pp.489-502
発行日 1961年7月15日
Published Date 1961/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201004
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
第1席 heat exchangerによる超低体温の研究
長時間のopen-heartの手段として,教室においては両心bypassによる急速冷却法を採用して,その場合の生理学的変化を追求したので報告する。
実験方法
成犬(11〜18kg)を用い,イソゾール30mg/kgを静脈内に注射して,気管内チューブを挿入麻酔器に連結し,純酸素を用いて補助ないしは調節呼吸を行つた。第4肋間で開胸し,左右心耳より心房に脱血吸引用チューブを挿入,肺動脈および大腿動脈に送血用チューブを挿入して動脈側,静脈側ポンプ(De Bakey型)に連結した。動脈側回路にBrown-Harrison型のheat exchangerを装置した。冷却には0℃〜2℃の氷水,加温には42〜45℃の温水を用い,まず急速に冷却(20分前後)して心停止を起させ食道温10℃前後で冷却を中止して約30分間にわたり血液遮断を行つた。ついで急速に加温して食道温34℃前後にしてから加温を中止し,閉胸,実験を完了した。実験中,心電図,脳波,温度(脳,食道,直腸,皮膚,上大静脈および静脈血貯溜槽内温度),血液pH,飽和度,Paco2,Pao2および拡散能力を測定した。
Copyright © 1961, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.